ないときに生まれる力
ただいま我が家の一部をリフォーム中。
それとコロナ騒動が同時進行しているせいか、いつもと違う環境に頭が追い付いていかない状況。
自分の記憶力に呆れながら、いつしか「またか。そのうち思い出せるといいな。」に変わってきています。
そこで発見したのが「物がなくてもなんとかなる」ということ。
何事もはじめは小さな芽吹きから
こんにちは。
店長のサガワです。
住みながらのリフォームは、物の移動先の記憶力が怪しくなるこのお年頃には(?)不便なこと多し、です。
使いたいときにどこに移動しておいたか記憶が戻らず別のもので代用してみて何とかなることを実感したり。
リフォームを機に思い切って食器等を手放してみて「なぜこんなにたまってしまったのか」に気づいたり。
いつの間にか物に頼る生活に慣れてしまっていたのですね。
物がなくてもなんとかなる。
食事が粗末でもなんとかなる。
そういう野生の力みたいなものがふつふつと湧いてきて、こだわりを手放した方が気持ち的にも楽になってきた気がします。
そういえば、変化のない毎日で脳細胞が刺激されないと衰えていく、という説があります。
変化に対して身体を守るため脳は「危険!」信号を発して私たちを不安がらせます。
でも新しいことに慣れていく感覚は、日ごとに自分が少しづつ成長しているようで小さな喜びをもたらすのです。
仮説の水道とガスで料理を作るのに必要な最低限の調理器具は何か、とか、代用できるものは何か、とか。
逆に脳が考えすぎてショートしてしまい「えーい、なるようになれ」と考えを放棄した先に名案が浮かんだり。
いつもと違う生活の流れに疲労感とともに、波乗りしながらこなしてる感が同居して絶妙なバランス。
人生も人間の身体もそして世界も(?)壊しては再生の繰り返しサイクルにあり、どの状況もプラス面とマイナス面があるのだなぁ、と自分事ながら体感中。
物があるときは発動せず、ないときにしか生まれない力は、自分の中に新しい芽が生まれた気分です。
だから最近体調良好なのかもね。
4月は残すところ当店営業は30日のみ。
5月は6日までお休みとなります。
今回はどこにも出かけられず、のゴールデンウィークですが、私も皆様もおうちでの小さな発見探しで、身体のアップデート期間になるといいですね。