北風と太陽
背中は自分では見えない。
硬さや動かない感覚や痛み…に気づくのはよくよく辛くなってから、の人も多い。
こぼれ種でいつの間にか咲いていて、嬉しいサプライズ。
これぞ太陽と種の生命力の結晶。
こんにちは。
店長のサガワです。
背中の硬さがゆるむ時間の間隔は人それぞれ。
人によっては、休暇が続きいつもよりゆるんでる人もいれば、他の身体の部位はゆるんでいるのに、背中だけがゆるまない人も。
院長から施術を受け持ったばかりの頃の私は、ゆるめたくて一生懸命だった気がします。
1年経ち少し捉え方が変わってきました。
すぐゆるまなくても、待つということも必要なのだな、と。
なぜなら、痛みという現実から自分の習慣に気づくから。
それを機に自分の身体を大事にするというきっかけになるからです。
痛みの原因は身体の使い方ばかりではありません。
運動・食事・姿勢・メンタル…いろいろな面が絡んでいます。
ふと、北風と太陽の童話が浮かびました。
強い刺激を北風だとすると、じんわり身体に働く刺激は太陽のよう。
良い、悪いではなく、その時の身体に応じて対処したいという当院の方針と一緒かも。
太陽の恩恵は当たり前すぎて感じないときもあります。
でも、花が自然に開くように、気がつけば時・場所・環境を整えている太陽のすごさ。
自分の身体の言い分に耳を傾けながら、自分でできるケアを続けながら、身体がゆるむのを待ってあげる。
”自発的に動いていると疲れない”というのをどこかで聞きました。
待てる体を育てると、自分が信じられるようになる。
ひいては自発的に動きたくなり、疲れにくくなるのではないかしら。