体作りのこつを米作りから学ぶ
早いもので、稲の収穫時期となりました。
当店の目の前が田んぼなので、四季の移り変わりが一目瞭然。
今まさに収穫時期
私は常々、疑問に思っていたことのひとつが
「この時期、倒れるイネと倒れない稲の違いはなんだろうか?」
なのですが
農家さんで常連のお客様からの一言である日その謎が解けました。
「田んぼの水の量の加減で根が張れるかどうかが分かれるんだよなー」と。
つまり、ある時期、田んぼに水を入れず、カラカラ状態にさせるというのです。
そこで、踏ん張って育った米は多少の強風にも耐えられるとのこと。
辛い時期を乗り越えた米は強いんですね。
体と向き合う仕事を通して、便秘や肥満のお悩みなど、解決策はネットで検索すれば「あれがいい」「これがいい」と
出てくる時代。
つまり、今の状態にプラスして何かを取り入れる前に、実は、何かを捨てなければ、根本原因は変わらないのかもしれません。
そう。この稲のように、与えすぎ状態から、与えなさすぎ状態を体験してみることも大事なのかも。
断食理論も、こう考えれば、体が自分で自分を調整し出す仕組みですね。
美容においても、洗顔後何もつけずに寝る日をたまにつくる「肌断食」という考え方もあるようです。
ここで大事なのは「たまに」とか「一時的に」という期間。
体調を見ながら行えるのは自分以外にいないので。
自分実験は面白い。